19日の講師の日比谷さんです。舞台のかつらを作って60年。今は現役を引退されて息子さんがついでいらっしゃいます。かつら合わせのことや、お仕事の事、みんなで聞いてみましょう。
長年のお仕事が評価されて、平成26年に黄綬褒章(おうじゅほうしょう)を授与されています。
当日は、まずは日比谷さんのご紹介から始まりました。
カツラについての質問もたくさん飛び出しました。「何の毛でできているの?」「何人分ぐらいの髪の毛が一つのカツラには必要なの?」などなど、
そして、本物の連獅子のカツラが登場!日比谷さんが持ってきてくださったタペストリーと一緒に、連獅子のお話を涼太朗先生から聞きます。
日比谷さんのご好意で実際にかぶってみることに。
大ベテランの日比谷さんに涼太朗先生も「まな板の上の鯉」状態です。笑
なれたようすで、カツラをかぶせて下さる日比谷さん。
ムダのない動きがきれい。
ささっと櫛をとおして、乱れをなおします。長年のお仕事で体にしみ込んだ動き方が、プロのすごさを感じさせてくれました。
なんと!子供達も小獅子のカツラを被せていただけることに!
親子獅でポーズ!
皆で記念写真を撮らせていただきました。
子供の、「お仕事をしていて、一番辛かったことはなんですか?」という質問に対して、
「全部辛いの。簡単な仕事なんて、一つもないの。ずっと辛い。だけど続けていくことで、好きになって行く。そうじゃなきゃダメ。」というお言葉が、自分に厳しく、責任のあるお仕事に真摯に向き合ってきた日比谷さんならではの深いメッセージだったと、印象に残りました。
この日の思い出と共に、子供達の心に残る、大切なメッセージをいただきました。